何でも吸収

社会経験のある人が、とくに接客が上手で、マナーが優れているということもありませんでした。今では中途採用といっても、エステテイックサロンで働いていたり、ホテルで働いた経験があつたりして、接客に優れている人達もいます。しかし、当時の中途採用で応募してくる人達は、エステテイックに関係のない職種の人達ばかりでしたoですから、高校卒業したての人と同じく、マナーやエステテイックの技術も一から教えました。「立ち方はこれを定姿勢とします。」「お辞儀は15度 30度 45度」「技術は優しく、丁寧に」「お客様には優しく、そして時には厳しく指導をしてね」と、教えることもみな同じでした。そして新卒採用の人達の方が、吸収が早かった。中途採用では、サボることを覚えてしまっていることも多く、何を教えても「いや、そんなはずはない」と言って、それまでの自分の職場の経験に頼ろうとしがちです。ささいなことでも、新卒採用者と中途採用者には違いがありました。例えば「お昼は2時くらいにとったらいいわよ」と教えると、新卒者は「はい」と返事があります。しかし、OLをしていた人達は、「お昼はやはり12時にしたい」と言います。仕事はH時から始まつて、夜8時までなのですから、12時にお昼を食べたら、夜までにお腹が空いてしまいます。それを説明しても「お昼は12時」という考え方からなかなか抜け出すことができません。一事が万事、そんなことになってしまいやすいのです。ですから、新卒者を採用した時は、なんて素直で、何でも吸収してくれるのだろうと、感激したのです。今は技術者の採用は大半がミスパリのスクールを卒業した人になつています。大学の新卒者でエステティックに関しては初心者もいますが、真っ自な状態で入社し、シェイプアツプハウスの社風と技術を素直に吸収してくれています。

 

シエイプアップハウスで一番長く働いてくれている社員は短大新卒で22年。次が2‐年で高校新卒。次が中途採用の人達になります。新卒採用一本になつたのは13?‐4年前からなので、それまでは中途採用も多くいました。今、会社の中核となって頑張ってくれている人達には中途採用で入社した人達もいます。40代50代の男性で管理職として来てくれた人達もいます。